キリマンジャロ登山~登山編ー1日目ー~
ジャンボ!
みなさん自粛生活はいかがお過ごしでしょうか?
僕のブログが暇つぶしになれば嬉しいです!
さていよいよ、ブログは登山編になります!
今までのブログはながい前説のようなものです(笑)
物語の本編になりますよ!
キリマンジャロは、山を登る過程で地球上のほとんどの環境を体験できると言われています。
熱帯雨林にはじまり、サバンナ、砂漠、氷河、、
美しい景色と共に、登山をする事ができます。
まず僕たちが入山してすぐの一日目は
標高1790mのマチャメゲートから、標高3010mmのマチャメキャンプまで登りました。
13:00 登り始め
ゲートから一歩足を踏み入れた瞬間に、濃い緑の熱帯雨林に囲まれました。
湿度の高さと、高い木によって日光が遮られる事によって、午前中にいたモシの町とは同じ国にいるとは思えないほど、環境の大きな違いを感じました。
今にも恐竜がでてきそうな、おぞましい雰囲気の森にテンションぶち上げでした!
実は僕たちのガイドは前回紹介した、バルバナスだけではなく
サブガイドのジャクソンという方もいました!
ジャクソンは陽気で、いつも笑ってるか歌ってるかしていて、めちゃくちゃ面白かったです!
湿度が高い上に、キツイ傾斜の山を登る中
ジャクソン:「キリマンジャロの歌しってる?」
僕:「知らない。」
ジャクソン:「ケニーも一緒に歌おう!ジャンボ!ジャンボボワナ!ハバリガ二!Say!」
僕:「なに?ハバりなに?」
最初の方は楽しく、にこやかに話していました。
僕:「ジャクソンは彼女いないの?」
ジャクソン:「おれは女性を信じられないんだ。」
僕:「え?(笑)なにがあったの?」
ジャクソン:「ガイドの仕事をしていて、下界にいない時に、前の彼女が他の男と浮気してたんだ。タンザニアではお金を持ってる男がモテるから、頑張って働いたのに、その間に浮気をされて、もう女性は信じられないよ。」
僕:「。。。ドンマイ」
ジャクソンは見るからにいい奴そう感が漂っているのですが、なんか騙せそうな雰囲気を持っていて、シンパシーを感じていました(笑)
登り始めてから、2時間ほどたち
歌ったり、話したりしているうちにだんだんと雨が降ってきました。
最初の方はにこやかに、登っていたのですが、、
雨と急な坂道に、体力がどんどん奪われていきます。
ガイドの二人は
「ポレポレ、ユックリ。ハクナマタタ。」
(ポレポレはゆっくり、ハクナマタタは上手くいくさ、という意味)
と声をかけてくれるので、ゆっくり登りますが
それでもかなりしんどい、、
しんどい中、登りつづけていると
小さい時から、いつも自分を苦しめて来た片頭痛が襲ってきます。
雨など気圧の変化で日常でも片頭痛が発症するのですが
標高が高くなるのに加え、雨が降るという、ダブルの気圧攻めにより頭は割れるように痛い。
片頭痛を持っている人は分かると思うのですが、頭痛がひどくなってくると、視界が狭まってきて、頭の血管が脈を打っているのを感じます。その脈に合わせて、ドクンドクンと激痛が走ります。
孫悟空が頭に巻かれてる、あの金のやつが脳内イメージから離れない、、
そんな状況の中、苦しみながら、唸りながら登っていきました。
レインウェアは来ているのですが、頭痛による冷や汗と、雨と、蒸れとで、グチョグチョになり、最悪に気持ち悪かったです。
助けてロキソニン先輩!!!
ロキソニンをおもむろにだし、摂取
1時間経過
痛み強化、、
気絶寸前、、
「あぁどうしてこんな高いお金を出して、死にそうな思いしないといけないんだろ。」
自分で選択しておいて、、なんか腹がたってきました(笑)
歩き始めて5時間が経ち
バルバナス:「もうすぐで着くよ。痛みはどんな感じ?」
僕:「あんま変わらない、、」
バルバナス:「ソバニイタイヨ、キミノタメニデキルコトガ~♪」
僕:「?????」
ガイアアフリカのツアーは日本からのお客さんが多いために、日本の歌を覚えてしまうそうです!
あぁなんかちょっと元気でてきた。
~30分経過~
僕:「まだ?」
バルバナス:「もうちょっとだ! ソバニイタイヨー♪ ハクナマタタ!」
あぁ、、、
~30分経過~
ようやく、一泊目のマチャメキャンプが見えてきました!!
この頃には天気も回復してきました!
しかし頭痛は収まらず、、
実はあまりこの辺の記憶はうっすらとしか覚えていません、、(笑)
写真を見ると
あれ?以外と笑顔じゃん
どこか引きつってますが、、
ゴールの達成感でなんとか笑顔になれたみたいです。
キャンプ場はこんな感じでした。
キャンプ場につくと、キャンプ場に宿泊するための手続きの為に、記録帳に名前を書きました。
僕たちのツアーはガイド、サブガイドの他にシェフ、ポーターの方たちもいました。
ポーターさんは9人おり、すごい勢いで山を登っていき
先にキャンプ場で、テントを建ててくださっていました。
僕たちがキャンプ場に着くと、もうテントが用意されており
すぐに休めるようになっていました。
本当にありがたい、、
自分たちのテントに戻りビショビショの服を着替えると、すぐに寝袋にくるまり、震えながら仮眠をとりました。
すこし時間が経ち
バルバナス:「ケニー大丈夫か?」
僕:「あぁまだ痛い、、」
バルバナス:「お茶入ったから、飲みなさい」
僕:「ありがとう」
なんとか這うようにテントから抜け出し
食事用のテントに行くと、、
山盛りのポップコーンが用意されていました!!!!
このポップコーンがめちゃくちゃうまい、、
ポップコーンを食べてると、だんだん頭痛も収まってきて、すこしずつ楽になってきました。
お茶を飲みながらゆっくりしていると、
ご飯が運ばれてきました!!!
この不思議な色したチキンスープと言われたスープ
蓋を開けた瞬間に、湯気がたちこめいい匂いが、、
マチャメキャンプは標高約3000m。
夜は結構寒いです、、
寒い中食べるこの不思議な色をしたスープは疲労を吹っ飛ばす、最強のうまさでした!!!!
きっと日本で食べてもそんな感動するほどのおいしさはないんだろうな、、
環境によって食べ物のおいしさって、全然ちがいますよね、、
スープが食べおわりそうな時
山もりの炊き込みご飯のようなものが運ばれてきました!
ご飯のまわりには、甘くないバナナが!
タンザニアでは、甘くない食事用バナナが主食として食べられており
じゃがいものような味がするこのバナナは、普通においしかったです!
ご飯を食べ終えると
ガイドのバルバナスが、次の日の説明と体調の確認をしにきてくれました。
翌日は、6時に起き7時には出発するという説明を受け
その日は終了でした!
ご飯を食べ終えると、急激に睡魔が襲ってきて
すぐに爆睡できました。
1日目は片頭痛に苦しめられましたが、ご飯のおかげでなんとか楽しく締め切る事ができました!!
次回、ケニー、ウクレレでお友達を作る!!
おたのしみにー