ケニーくんは落ち着きがありません。

落ち着きがなかったケニーくんは旅に出ます。

キリマンジャロ登山~登山編ー3日目ー異世界へ~

ジャンボ!

自粛中で時間があるので、ブログをどんどん更新していきますよ!!

みなさんも、時間がある時にぜひ読んでください。

 

ブログは登山3日目から

3日目は朝から結構寒かったです。

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ちょっとずつ、頂上が見えてきました。

この日は、朝5:30に起床し

前日と同じく、アリが洗面器に持ってきてくれたお湯で顔を洗いました。

朝ご飯は前日と同じく、チャパティでした。

歯を磨き、準備を済ませて登山スタート!

 

この日は7:05くらいにスタートしました!

3日目は、一度ラヴァタワーという標高4,630mの地点まで行き、高度順応させてから、標高3960mまで下るという日程でした。

なんで、せっかく登ったのに下らないといけないんだい!!??

と思いましたが、このように高度順応させる事で、高山病になりづらくなり、登頂率が上がるらしいです!!

 

登り始めると、前日同様に植物がどんどん少なくなっていきます。

この日あたりから、スマホの充電がほぼなくなってきたので、極端に写真が少なくなります💦

ご了承ください、、

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標高4000mを超えると、植物は岩に張り付いている、低い草だけになりました。

それでも木がなくなった分、見晴らしはよくなりました。

ガイドのバルバナス曰く、写真の部分では頂上は見えていないらしいです、、

それでも上部の氷山の姿が見えてくると、気分はとてもいい!!

ひたすらに、ラヴァタワーを目指して歩きます。

 

当たり前ですが、登山中はほとんどトイレがありません。

しかし、1日に水を3L飲む事が推奨されています。

ガイドの方も、「高山病に一番効く薬は水だ。」とおっしゃっていました。

その為にめちゃくちゃトイレに行きたくなる、、

僕はその辺でチャっとできるからいいですが、

女子たちはそうもいかない、、

しかも植物が少なくなり、目隠しがどんどん少なくなる、、

なので、歩きながら隠れやすそうな岩を探して、うまく隠れられそうな所にトイレに行くという行動を繰り返してました(笑)

 

登山中は、休憩を取る回数がすごく少なく

その代わりにゆっくり歩いてくれますが、それでもかなりしんどくなってきます。

人がトイレ行っている間に少しだけ休憩をとり、チョコとかキャラメルとかを食べエネルギーを補給する。

そのようにして、登りつづけていきました。

 

登り続けると、前日のサバンナのような景色から、山は完全にアルペンデザート=高山砂漠に姿を変え、一面灰色で代わり映えのない、景色になりました。

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そんな中、大きい方のトイレに行きたくなり

大きい岩に隠れて、用を足していると

「ケニー?」という声がどこから聞こえてきました。

僕は隠れているのに、何故声をかけてくるの?と思っていたら

僕のおしりの一部が下から登ってくる人たちには見えていたそうで、、

その中に昨日出会った、ジョーがいて僕のおしりが見えたらしいです。(笑)

まさに『頭隠して尻隠さず』

めちゃくちゃ恥ずかしい。

 

ジョー:「綺麗なお尻だったから、恥ずかしくないわよ」

そういう問題じゃない(笑)

 

みなさんももし岩に隠れて、大きい方をする際には、ちゃんとおしりまで隠れるような岩を探してくださいね。

 

11:00過ぎ

標高が4,500mに近づき、すぐに息が切れるようになってきます。

一緒に登ってる友達のミワの体調が少しずつ悪くなってきました。

そのうえ、気温も下がってきて追い打ちをかけます。

顔がみるみるに青くなってきて、とても辛そう、、

いよいよ本格的に高山病にかかりやすい、標高になってきました。

速度を緩めながら、それでも登り続けます。

 

そんな僕たちの横を、ポーターさんたちはヒュンヒュン通り過ぎていきます。

本当にヒュンヒュンと風を切る速度で登っていました。

 

ミワはとても辛そうですが、僕もここでまたもや頭痛が発生。

一気になにも楽しくなくなり、ひたすらにラヴァタワーに着くまで這うように登っていきました。

 

12:30

ラヴァタワーに到着

ラヴァタワーに到着した時には、スマホの充電はなく写真もありません、、

大きい岩がゴロゴロと転がっている所で、朝持たしてくれたランチを食べました。

ランチは、骨付きチキンと、ゆで卵と、ビスケット、バナナでした。

動いているはずなのに、全然お腹が空きません。

時間をかけて、チキンとゆで卵を食べましたがビスケットとバナナは食べられませんでした。

ミワはこの時、とても気分が悪そうでランチもほとんど手をつけていませんでした。

ランチの時、昨日出会ったアメリカから来ているジョーとポーが近くにいて、

袋に入った、硬めのエナジーゼリーのようなものをミワにあげてました。

それならなんとか、ミワも口に運ぶ事ができたみたいで、ゆっくりと食べていました。

僕もポーから一口もらいましたが、独特のアメリカのチェリー味のエナジーゼリーは食べると、元気になりました!!

このラヴァタワーは、9℃ほどの気温で、風が吹いているので、じっとしていると、汗が冷たくなり、かなり冷えてきます。

なので30分ほど休憩し、再び出発です!

 

ラヴァタワーからこの日のキャンプ場であるバランコキャンプまでは、あとは下るのみなので、少しは楽でした。

少し楽なのは嘘ではないのですが、下るペースがすごい早い、、

靴のサイズは合ってるはずですが、下ると足の母指球のあたりがすごく痛い。

ペースに合わせるのが、とても大変でした。

下っていくと、今までの高山砂漠から一転、植物がどんどん姿を現し始めました。

この植物たちが、とても不思議な形をしており、

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もし何も知らずに、朝起きてここにきていたら、異世界に迷い込んできてしまった。という錯覚を引き起こすだろうなと思います。

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濃霧と奇妙な植物に囲まれながらも、なんとか15:00にバランコキャンプに到着。

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このあたりの写真は、僕意外の2人のスマホで撮った写真です、、

それにしてもこの時の僕の、ふてぶてしさはすごいですね。(笑)

 

到着時には、かなり頭が痛かったですが

この日には、かなり楽しみにしていた事がありました、、

それが、、

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カップヌードル!!!!!!!!

カップヌードルは標高が高い所だと、100℃以下でお湯が沸いてしまうので

それを考慮して、すこしぬるめのお湯でも食べられるようになっているんですね!!

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標高4000mでのカップラーメン、、

なんだこれ

うますぎる、、

頭痛も、疲れも一瞬で吹っ飛びました。

比喩ではなく、本当に元気になりました。

安藤百福さん、ありがとうございます。

 

カップヌードルを食べたあとは、テントで夕食まで休憩。

この日の夕食は、、

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大量のじゃがいも。

この日も食欲はほとんどなく、全然食べる事ができませんでした。

カップヌードルは食べました、、)

 

食後に、バルバナスが次の日の説明をしに来てくれました。

ついに、4日目の夜中は頂上アタックの日です。

これより、標高が高い所では睡眠をよく取ることもできないらしい。

とりあえず、よく睡眠をとるようにと言われました。

次の日は、マチャメルート名物「バランコウォール」が朝から待ち受けているらしいです、、

ウォール??

壁??

え?

 

次回ケニー、すごく苦しむ。

お楽しみに!!